30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

僕のお金を使う基準。投資と消費の違い。その①

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株式投資などをしない、いわゆる「貯金型」の友人との何気ない会話で自分のお金の使い方の価値観というものに気づかされました。

AppleAirPodsというワイヤレスのイヤホンがありますが、これが約1万8000円程度します。お値段はイヤホンにしては張りますが、IPhoneとの相性が非常に良いこと、イヤホン特有のケーブルが絡まって解く労力がかかり煩わしくなることを排除することができます。たかがケーブルを解くだけだろ、と思うかもしれませんが、1回1分程度、1日2回ケーブルを解いていると2分。1年で約12時間もこの作業に費やされていることになります。結構バカにならないのでケーブルレスのワイヤレスイヤホンは非常に魅力的です。また、ランニング時にも利用したいと考えていますのでランニングの邪魔になるケーブルの無いワイヤレスイヤホンは非常に相性がいいです。

<ここから本題>

以上の理由から値段は張りますが、熟慮の結果メリットの方がありそうだと考えたので結果的に購入することに決めました。購入する前に「貯金型」の友人がAirPodsを持っているので使用感などを聞いたりして相談していました。その際に、「株式投資や債券などに何十万円、何百万円と使うのに、約1万8000円のイヤホンの購入には結構悩むんだね」と言われました。僕にとって株式投資や債券などは配当や利息など果実を生み出すものであるため、同じお金を「使う」という行為であってもそれは「投資」という行動を行っています。お金を使っているという感覚よりは、「お金をより良い形に変えて働かしている」といった感覚です。もちろん、株式投資などは元本割れをするリスクがあるのでそれらを総合的に考慮してどこまでリスクをとれるか、どの程度なら損をしても問題ないか、あるいはどうすれば損をする可能性を低減できるかなど考えた上での行動です。

投資をしている方にとっては当たり前にわかることですが、定期預金でも金利がほぼ付かないような現在では余剰資金をただ定期預金にして保管しておくだけの行為は、お金が働いていないことになり、他に投資していれば得られるはずであった利益を放棄しているので機会損失に近い行動をとっていることになります。もちろんそれが近い将来必ず利用する必要がある資金であったりする場合など何か明確な理由があれば話は別です。しかし、貯蓄が美学だと考えられている日本では多くの方が投資を放棄してただお金を遊ばせておくだけの選択をしているに過ぎないと感じています。(あくまで個人の感想です。)

本題に戻りますが、AirPodsを購入するという行為は、「投資」なのか「消費」なのかどちらなのでしょうか。イヤホンなんてなくても生活できるので単なる消費だと考えられます。冒頭で上げたメリットが無ければこれは単なる「消費」だと分類して購入を見送っていたと思います。単なる「消費」であれば1万8000円を「投資」と呼べるものに回した方が得だと考えます。この葛藤があったため、AirPodsの購入の決断に悩んだのです。

これが僕がお金を使う基準で、少額であればそこまで悩まず消費してしまうことがありますが、数千円程度を超えると(数百円でもたまに(雑誌の購入など))、本当にそれだけの価値があるか、単に消費して終わるだけではないか、身分相応のものか、贅沢品ではないか、など考えるようにしています。最終的には「貯金型」の人と同じように自分が満足するか、納得できるかで購入の決断を行いますが、この最終決断に至るまでは必ず投資か、消費か見極めるようにしていています。イヤホンであっても値段以上の便益をもたらすのであればそれは「投資」になります。今回であれば、時間の節約と生活を豊かにするアイテムだと考えたので購入することに決めました。

ちなみに「貯金型」の友人は株式投資をギャンブルだと言い、否定的ですが、宝くじは購入します。僕は株式投資は投資だと考え、宝くじはギャンブルだと考えているので宝くじの購入には否定的です。千差万別、多種多様な考えがあっていいと思いますが、自分の考えるお金の哲学でした。ここまでまとめてみると僕のお金に対する考えはやはり「金持ち父さん、貧乏父さん」の影響が大きいと感じます。