30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

個人年金保険の検討 実質利回りは?いつが契約タイミングか?

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昨日、ふと個人年金保険の契約を検討しようと思いつきいろいろ調べたので整理しておこうと思います。

そもそも、個人年金保険を検討したきっかけは、「保険料控除」による節税と「クレジットカード払い」を含めて考えると保険会社が提示している利回りよりも多くなり、複利計算で年間いくらぐらいの利回りになるのだろうと考えたことにはじまります。また、投資に対する時間的なコストを削減するため、できるだけ自動的に運用できるような仕組みづくりを現在検討しており、その一つとして個人年金保険がこれを満たす手段になるのではないかと考えたためです。

保険料控除では独身者で年収500万円程度であれば年間約6,900円分税が軽減されるようです。

明治安田生命 | 保険選びのポイント - どのように将来の計画的な資金準備をしたら良いか?

<2017年2月現在>

シュミレーションができる会社もあるので、試しに月1万円の支払いで30歳開始、払込み満了を60歳、65歳まで据置たところ、

払込保険料累計額 360万円

基本年金額 約44.4万円(10年)

年金受取累計額 約444万円

年金受取率 123.3%

となりました。

保険料控除の計算を見ると年間支払額が80000円程度にする方が利回りは更にあがるため、月々6000円~7000円程度支払うように設定するほうが望ましいと思います。しかし、大半の個人年金保険は月々10000円から設定する商品も多く、なかなか理想通りにならないのが現実です。

上記の結果を複利計算で年利換算すると約1.35%程度になります。 ※5年の据置期間は考慮していないので多めに計算していることになります。

更にこれに控除額207000円(6,900円×30年、実際には給与が変わるので税制が変わらないければもう少し増えます)を加えて考慮すると、1.6%程度。 ※5年の据置期間は考慮していないので多めに計算していることになります。

1.2%のクレジットカードの還元率を加えると最大の年利は1.7%程度になります。

これを多いとみるか少ないとみるかですが、個人年金のデメリットはインフレに対応できないということです。将来的に金利が上昇しても契約時の金利のままなので将来的に損してしまう可能性があります。インフレにさせたいからマイナス金利政策をとっているのであって長期的に考えると今は時期尚早かなと思います。また、クレジットカード払いができる商品は比較的利回りの低い商品が対象となる傾向にあるので、上記の年金受取率120%を超えるような個人年金商品ではクレジットカードの恩恵は受けれられないと思います。そのため実質保険料控除を追加した年利1.6%が上限となり、これを30歳からであれば30年間解約できず運用することになります。また、上記にも記載していますがこの結果は据置期間5年を考慮していないどんぶり勘定のため、実質的にはもう少し利回りが下がるのではないかと思います。

また、個人年金商品を調べてみて気づいたのですが、マイナス金利のため、保険会社側が個人年金商品を売るメリットが低くなっているためいくつかの保険会社では取り扱いを中止しているようでした。

これらの金利や資金の拘束期間、将来のインフレリスクなどを考慮すると昨日記載したソフトバンク社債を購入するほうが合理的ではないかとの考えに落ち着きましたので一旦個人年金は見送ろうと思います。今後金利上昇があった際に再度検討したいと思います。