30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

JTの権利落ち日を狙った信用売りの結果

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JTと言えば高配当銘柄ですが、毎年権利落ち日に株価がかなり安くなる傾向にある銘柄です。この権利落ち日を狙って信用売りをしかけておきその利鞘を狙うことができると昔から考えていました。おそらく一般的にも考えられる方法ですが、「信用取引」となるのでなんとなく怖いイメージががあり実践することができないでいました。今回思い切って2020年12月の権利落ち日に実際にどれぐらい利益を得られることができるのか実践して見ました。

 

 

 

 結論としては少額ですが微々たる利益を得ることができました。しかし、当初想定していなかった費用が思ったよりかかることがわかったので自分の準備不足で有り、かなりリスクのある取引だったと思います。結果的にはよかったのですが。。

 

当初権利確定日をまたぐ信用売りにかかる費用は以下の想定でした。

 

◾︎当初の想定費用:100株あたり

・配当落調整金 7700円

貸株料 数十円程度?

→合計8000円程度

 

◾︎実際の費用:100株あたり

・配当落調整金 6520円(想定額、今後支払うため未確定。制度信用の場合、配当落調整金は84.685%、一般信用の場合は100%)

貸株料 48円(2020年12月25日〜2020年12月29日)

逆日歩 2830円(2020年12月25日〜2020年12月29日)

 →合計9398円

 

上記の通り、嬉しい誤算と悲しい誤算がありました。まず配当落調整金ですが制度信用の場合、84.685%を支払えば良いので配当金想定額をまるまる支払わなくてよいです。一方で一般信用の場合は100%支払う必要があるようです。また逆日歩ですが売りが増えて株が足らなくなった際に証券会社が手配する必要があり利息がかります。売りが多いほど逆日歩にかかる額が高まるのでJTといった権利落ち日の逆日歩はかなり高くなります。逆日歩に関しては存在は知っていましたが、完全に失念していました。ただ、かかっても数百円程度と思っていたのですが、かなりかかっていたようです。

逆日歩の内訳は以下の通りです。

12/25:逆日歩0.05円、日歩日数1日

12/28:逆日歩28.25円、日歩日数5日

つまり100株であれば、12/25の逆日歩は5円、12/28の逆日歩は2825円となり、計2830円となりました。

 

◾︎売買結果

じゃあ結局どうなったのかというと、以下の通りでした。

信用売り

12/25:100株@2187円 計:218700円

12/25:100株@2185.2円 計:218520円

→437220円

 

返済買い

12/28:200株@2080円 計:208000円

→ 416000円

差額+21220円

 

ここから上記の手数料がかかります。

100株あたり、

配当落調整金:6520円

逆日歩:2830円

貸株料:48円

 →9398円

200株で18796円

利鞘+2424円

 

結果としてはプラスで終わったのでよかったですが、かなり危ない取引をしていました。権利落ち日を狙った信用売りを行う際は逆日歩をよく調べておく必要があります。ただこの逆日歩ですが需給によってきまるため取引時にはわかりません。過去の実績から想定するしかないので難しいです。また一般信用であれば逆日歩はつかないものの配当落調整金を100%支払う必要があります。(という理解です。)一方で信用買いしていた人には逆日歩分の利息が支払われます。

 

結論として、人気銘柄などに対して信用売りを仕掛ける際は逆日歩を計算して綿密にシュミレーションしておく必要があります。思ったよりも株価が下がらなかった場合、逆日歩で赤字になり、結果信用売りの人が決済を進めることによって株価が上昇し、残った信用売りポジションをもっている人はますます状況がきつくなります。やってみて思ったことですがほぼギャンブルに近いのであまりおすすめすることはできないかと思います。優待クロスとかありますが、自分はコツコツ投資をやろうと思いました。

 

 

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