30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

書評「忙しい人でも1日10分から始められる 3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術」

書評というか読書メモになりますが、「忙しい人でも1日10分から始められる 3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術」を読んで見て自分でも取り入れて見たいと思ったので整理しておこうと思います。

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第1章

  • 10倍株の共通パターン
    ROE,ROAが高い銘柄 ・何らかのライセンスを持っていて、参入障壁が高いビジネスモデル ・外国人投資家の比率が5%程度から10%程度へ増加している
  • 株価の第3ステージで出来高の増加を伴う株価の下落はいったん手仕舞いと判断
  • 高く飛び上がる前、ダンサーは跳躍に備えて身を屈める。株価も同じだ。
  • 初心者は小売業がおすすめ。売れ筋の商品や混み具合などを気軽に店頭で聞くことができる。消費者として理解しやすい
  • 順張り投資、損小利大
  • 資金を5分割して購入
  • ひふみアカデミーを視聴してファンドがどんな銘柄を買っているのか定期的にチェックする

第2章

  • Range相場を抜けて新高値圏に入ったら購入する、更に上昇したタイミングで売却する
    →ここでいう高値圏は過去1年程度で見た場合の高値を意味する
  • テクニカル分析を利用するのは、資金効率を上げるため
  • 個人の考えよりも機関投資家が買いに来た初動に便乗することが重要

第3章

  • 株式相場には4つの局面がある、金融相場、業績相場、逆金融相場、逆業績相場

  • 金融相場
    ・グロース株に有利
    ・金融相場は不景気の時期と重なる相場
    ・金融緩和を行い政策金利を引き下げる、国債の買い入れ、量的緩和
    ・グロース株、将来高い成長が期待される高PERの銘柄が優位の展開となりやすい
    アベノミクス、コロナショックの後

  • 業績相場
    ・好業績銘柄が買われる
    ・テーパリング=金融緩和の縮小を考える。
    ・好業績の裏付けのある銘柄が買われる。つまり、株価が上がる銘柄と上がらないものの二極化が起こる。

  • 逆金融相場
    金利上昇によりブレーキがかかる。
    ・企業業績のピーク、景気のピークを迎える。景気が過熱し、物価の上昇、インフレが起きる。
    ・金融の引き締めのため政策金利の引き上げを行う。
    ・不動産開発の利払い増加や設備投資にブレーキ。
    ・借入金が少ない健全なB/Sを持っている企業が注目される。
    ・バリュー株優位。
    国債金利の上昇により、株式市場から資金が流出する。

  • 逆業績相場
    構造改革の実施に追い込まれ、人員整理などのリストラが必要になってくる。
    ・リスクの高い中小型株から、投資家は資金を引き揚げる傾向がある。
    ・この時期は相対的に中小型株よりも大型株が優位になる。

  • 新高値投資法はこの局面のどれでも同じやり方でよい

第4章

  • 株探の株価注意情報から52週高値や年初来高値を更新した銘柄を選定 ・前日比をクリックして上昇率の高い順に並べる。
  • 長期にわたって狭いRangeで推移していた銘柄が、出来高を伴ってブレイクしたときには株価が急騰しやすい。

第5章

  • 新高値を更新した銘柄のチャートを見て、買いのチャンスだと判断したら、業績をチェックする
    ・売上高と、営業利益
  • 業績の確認ポイント
    ・1年ごとの業績の安定性  
     →営業利益を見る、過去3〜5年の営業利益の推移をチェックして概ね5〜10%以上の利益成長を維持していること
    ・直近1〜2年の営業利益の伸び  
     →直近の営業利益の伸びが最低10%、できれば20%以上の伸びであること
    ・四半期の営業利益と売上高の伸び  
     →直近の2〜3四半期をチェックし、営業利益が前年同期と比較して20%以上伸びているか
    売上高営業利益率の伸び
  • ビッグチェンジがあるか(どんな材料によって株価が変化するか)
    ・新製品、新サービス
    ・新事業
    M&A
    ・新経営陣
    ・政府や日本銀行の政策

第6章

  • 生き残るための3つのポイント
    ・銘柄数の分散
    ・分散買い
    ロスカット  
     → 資金は20%ずつ、銘柄分散も最大5銘柄、投資タイミングも5回に分ける  
     →実際に投資した場合には10%の損失が発生した時点で損切りを行う
  • 投資日記をつけること。購入時に買う理由、いくらで何株買ったのか、損切りポイントはいくらか、どうなったら売却するのか等

第7章

  • 業績予想に向いている業種は、情報通信、サービス、小売、自分が理解できるビジネスモデルであること

 

 

 

要約すると、新高値をつけた銘柄を順張りで購入するという戦略。損小利大の投資方法で損切りルールや資金管理を徹底して、総額で勝つことを目指した投資手法。銘柄選定ルールも細かく書かれており、最後の業績予想は1回では理解することができなかったですが、こちらの取引手法を取り入れて100万円で試してみたいと思いました。詳細は本書を読んだ方が良いです。自分も1回では吸収しきれないところがあるので、何度か読み返そうと思います。それだけ価値のある本だと思いました。

 

私の投資手法は相変わらず単調なもので素人に毛が生えた程度の戦略です。基本的には高配当株投資なので購入したら放置です。最近は株主優待銘柄も取り入れるようにしていますが、同様に購入したら長期保有を前提に放置しています。今回の新高値投資法はキャピタルゲインを目的とした投資手法であり、比較的短期の売買だと感じました。資金をできるだけ効率的に回転させ利益を増やしていくアクティブな投資なのでより積極的に資産を増やすために明日から実施したいと思います。こちらの手法でざっと調べたところ試してみたい銘柄が1つあったため、まずはこれを購入して手法を分析しながら100万円を増やしていければと思います。基本的には走りながら考える性格なのでまずは少額からやってみようと思います。

 

それでは、再見!