30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

書評:本気でFIREをめざす人のための資産形成入門

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30才でサラリーマンをリタイアされた三菱サラリーマンさんの代名詞と言っても過言では無い著書「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」を読んだので今更ですが自分の考えを整理しておこうと思います。

 

 

 

 

 

三菱サラリーマンさんについては、米国株への投資やFIREを検討されたことがある人はほとんど知っているかと思います。慶応義塾大学卒、北京大学留学という高学歴であり、三菱グループの大手企業に就職します。しかし、就職後サラリーマンとして働き続けることに疑問を持ちFIREを検討します。

当初はFXなどをやっていたそうですが、最終的には高配当株投資に落ち着き、特に米国株だけに限らず外国株に積極的に投資されているようでした。高配当株への投資の決め手は「配当を出す」=「利益確定」なので税金の繰り延べはできませんが、都度配当の支払いによって利益を確定するため暴落時にもそれを持って買い増しすることができる点と、収益が定期的に計上されることで長期投資を行う上で精神的な安定さをもたらすというものです。

これは私も同様の考えで、いわゆる配当金を支払わず再投資を行うETFの方が税金の支払いを将来に繰り延べることができるので長期投資を行う際はトータル的にはそちらの方が有利ですが、下落局面では利益を確定したい衝動にかられてしまいますし、確定された利益が無い以上、投資成果に実感を持つことが難しいことが原因です。理屈ではわかっており少し不合理なことをしているのは承知していますが、三菱サラリーマンさんも言うように自分にとって心地の良い方法を取るべきだと思います。丁度、行動経済学の本を読んでこのような事例があったのですが、人間は頭で理解しても必ずしも合理的な判断ができるものではないと思います。それを理解した上でどのような選択をして投資と向き合うか考える必要があると思います。

 

投資手法、考え、銘柄等についてはブログを拝見していたこともあり目新しさは正直有りませんでした。しかし、FIREを達成するという強い意思と、今の時間を大切にし経験に費やしたいという強い思いが感じられました。こういった目的意識が強かったため、ブレずにFIREに向けて行動を続けてこられたのだと思いました。これから高配当投資を始める人やFIREに対する目的意識やモチベーションを維持するには是非おすすめできるものだと思います。

 

私自身、投資に対しては、株、FX、不動産といろいろやってきましたし、株の中でも高配当株を保有しつつも、バリュー株投資でダブルバガー銘柄を探したりと明確な手法が確立できておりません。ただ、2016年ぐらいにNISAで初めて購入した米国株はCSCOでしたがこれは今だに保有しています。米国株は正直為替の影響を受けるため、株価がプラスでも入出金時の為替によってはマイナスになる可能性もあります。それもあってか米国株は購入した後、一度も売却したことがありません。当時は手数料が高かったこともありますが、こういった煩雑さがある意味長期投資を後押ししてくれており、定期的な配当収益を結果的にもたらしてくれています。

 

FIREに対しては三菱サラリーマンさんのような情熱はありませんが、モチベーションとしてはお金によって自分の選択肢が狭められないようにしたいです。お金が無いからできない、仕事がやめられない、ということにならないように自分の選択肢を増やすためでもお金は大切ですし、経済的な自由を手に入れることは人生を謳歌していく上で一つの選択肢であると思います。三菱サラリーマンさんのブログは引き続きチェックさせていただこうと思います。

 

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