30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

妻への感謝

この記事はFIREに関する考え方について思うことを記載しました。

私は30代になるまでは物事をかなり合理的に捉え、結婚や出産、育児は自分の人生の枷になってしまうといった価値観を持っていました。つまり、結婚は考えていませんでした。何よりもFIREを漠然と目指し、死ぬまでサラリーマンとして過ごすことは無いかなと考えていました。しかし、周りの友人が次々と結婚していき、コロナをきっかけに出社回数も減り、リモート環境下で一人で過ごす時間が増え、擬似的なFIRE経験を偶然にも経たことで結婚を強く意識するようになります。何故なら自分は孤独を楽しめると考えていたのですが、全く楽しくなかったと気づいたからです。そこからはできるだけコミュニティを増やそうと考え、英会話教室や投資のサークル等に積極的に参加し人との直接的な繋がりも増やすように意識的に行動するようになりました。

将来的に孤独になることを避け、誰かと繋がっていたいと思い、結婚を前向きに考えるきっかけとなります。それでもFIREを諦めるつもりは無かったため自分の価値観を理解してくれるパートナーが必要でした。今の妻とは当初よりこういった価値観を話し合い、理解してくれたことが結婚するに至った理由の一つでもあります。また、たまにズボラなところはありますが金銭感覚が大きくブレていないのも結果として良かったです。見栄や細かいところにこだわるような人であるとかなりお金がかかってしまいます。住まいも車もそこまで贅沢させてあげられていませんが、文句も言わずついてきてくれることに本当に感謝しています。妻の友人等の話を聞くと周りは旅行や車等にお金を使っているみたいなことも聞くので今年はできる限りリクエストに応えて旅行ができればと考えています。お金を持って死んでも意味ないですしね。修行僧みたいな生活をしてFIREしても人生を楽しむという本質から外れてしまうので、そこまで贅沢はできませんが家族には投資として意味のある出費をしようと思っています。

FIREのモチベーションの1つに仕事から開放されたいという理由をよく目にします。私もサラリーマンとして向いてないと感じるので同感です。ただ、FIREが人生の最優先課題になってしまって、生活コストをできるだけ抑え、独身で事故物件等が理由の家賃の安いところに住み、車は負債だから公共交通機関で十分とし、10キロ程度なら歩けばよい、等とストイックにやっておられる方が多いですが、刑務所みたいな生活をして得られた自由で何をするのか、自分の人生に納得ができるのか今一度考えた方がよいのではと思います。資産形成段階も当然人生の一部ですし大切にしたい有限的な時間です。FIREが現実的となり、金銭的にも時間的にも余裕が出来てくる40代になって、やっぱり結婚したいと思っても婚活市場ではかなり苦労するのではと思います。実際に資産はあるが年齢的な理由、またストイックな生活をしてきたことで社交性に問題が出てきて婚活に苦労している人をかなり目にしています。生活コストを抑えることで周りとの付き合いも自然に疎遠になってしまい、気づけば孤独になる可能性も高いのではと思います。

また、結婚することで実は資産形成のスピードはむしろ加速し、支出も合理化されました。誰かと住むと生活費は単純に人数分倍増するのではなく、√分増える感じになります。また、私自身節約生活をしていたつもりですが、1人だとたまに散財してしまうこともありました。仕事が忙しいと家事等ができず、外食に偏りがちな時期がどうしても生じてしまうことが原因です。今は、妻がサポートしてくれることでこのような散財が結果的に抑制されました。つまり、結婚は資産形成においてはむしろプラスに働くのだと思いました。ただし、金銭感覚が合い、ある程度マネーリテラシーが高い人が前提となります。妻自身、投資についてはあまり理解していませんでしたが、日々の会話の中でいろいろ話していくうちにかなり理解が深まり、今では妻の友人から相談を受けるようになったそうなので自然とリテラシーも高くなったのかなと思います。

最後に、FIREに向けていろいろ頑張った先の未来が本当に自分が望んでいるものか都度考える時間を設けた方がよいかと思います。私自身何度も軌道修正して今があります。結婚も絶対に無いと思っていました。それは金銭的にも時間的にもコスパが悪いと感じてしまいFIREの実現を阻害してしまう考えたからです。でも今はそのような考えはありません。生まれ変わっても今の妻と過ごしたいですし、もし病気にでもなれば全財産を投じて、一生サラリーマンとして私が養うのも仕方ないかなと思えます。つまり今は自分の人生においてFIRE実現よりも大切なことを得ました。あまりストイックになりすぎず、幸せとは何か今一度見なすことも重要かもしれません。

再見!