30代技師の億り人への道

Episode3 ~目標!不労所得で年間120万円&総資産4000万円~ 「2028年12月には1億」

投資はギャンブルなのか

Table of contents

考えに至った背景

マネーリテラシーが低い層にとって、「投資はギャンブルと変わらない」、「投資は怖いものだから」、「投資でお金を稼ぐ行為は恥ずかしいこと」、といった意見があることを耳にします。ただ、これまでこのような意見をハッキリ聞いたことがないのであまり気にしていませんでしたが、先日ある地方在住の中年おじさんYoutuberの動画配信を見ていたところ上記のような意見をそのまま口にしていました。

その人自身はパチンコやスロットといった一般的に言われるギャンブルの趣味は無いようですが、最近購入した三菱UFJ株で100万円ほど含み益があるようでした。マイナス金利解除が昨年から言われていたので銀行株は上がるだろうと推察して購入していたようです。これ自体私も同じ考えであり、私も銀行株で数百万円の含み益と配当金をいただいています。しかし、その人曰く、当然下がる可能性もあったのだからこれはギャンブルだ、株式投資という言葉を使うとあたかもギャンブルが正当化される、株式投資でお金を稼ぐことは恥ずかしい、ちゃんと労働して稼ぐべきだ、ともいっており、少し衝撃を受けました。本当にこういう人がいるんだと、、。また、中高生の頃に考えがちな、俄知識で資本主義政策に異を唱え、歪んだ解釈で共産主義を崇拝しているところもあるのでこういったイデオロギーからお金を稼ぐことは汚いことと考えているのかと思われます。

株式投資はギャンブルか

では、株式投資はギャンブルかどうかについてですが、そもそもギャンブルとは、という言葉の定義が必要です。ここが曖昧なので共通認識を持つことができません。軽く調べてみたところ、以下のような認識でよいかと思います。

「偶然や運に頼る危険な試み」
「金銭や品物を賭けて勝負を争う遊戯」

さて、株式投資自体はギャンブルかどうなのかについての私なりの結論ですが、「人によって異なる」が答えかと思います。身もふたもない結論ですが、株式投資のことはよくわからない、株価は運によって左右され予測することができないと強く思う人からすると、「偶然や運に頼る危険な試み」になるのでギャンブルと分類されると理解します。一方で、株式投資はギャンブルとは異なる、という層からすると、株式市場はある程度予測が可能であると考えます。また、私個人の意見としては資本主義を正しく理解しているのであれば、株式市場に資産を投じるのが最も合理的な行為だと気づくのではと思っています。一般的なギャンブルは、「金銭や品物を賭けて勝負を争う遊戯」の意味合いが強いです。誰かが10,000円勝つということは誰かが10,000円負けるということです。一方で資本主義市場は経済成長の継続を目指すものであるため、理論的には株価は長期的にみると右肩上がりになります。日本市場だけでみると低迷時期が長期間続いたものの、米国や全世界株をみると右肩上がりになっていることが証明されています。つまり、株式市場は全員が10,000円増やせる可能性のあるプラスサムゲームとなります。そもそも誰かと勝負して争っているわけでもありません。

テスタさんの言葉で、「投資で勝ち続けるためには運の要素を排除する」というものがあります。これが上記の結論にもリンクしますが、運にかけて株を購入する人はギャンブルになりますし、株式市場の特性や資金管理、リスクリワード等を考慮して上手くポジションを取れる人は想定されるリスクを考慮して株を購入してるのでギャンブル的要素は薄まり、むしろこのような行動が投資行動と言えば少しは理解してくれる人が増えるのではと考えます。つまり、「株式投資=ギャンブル」と結論付けている人は投資というものが理解できていない人と考えます。

もう一歩踏み込んで、私は競馬やボートはわかりませんが、スロットは昔やっていたこともあり、今でも極たまに行うことがあります。スロットは一般的にギャンブルと言われますが、これもリスクリワードを正しく理解して上手く立ち回ることで運の要素を薄め、勝率を上げることができます。つまり勝率の高い台のみを打ち続けることで、「偶然や運に頼る危険な試み」という要素を排除することができます。勝率の高い条件が揃っている台しか打たないと決め、もしそれが確率上70%で勝てる台であれば、10回中7回は勝てるはずなので負ける可能性が低くなります。当然、試行回数が低いとブレることがあるので、100回、1000回と試行回数を増やすことで理論値に収束していくことになります。テスタさんや数億円稼いでいるトレーダー等は元パチプロが多いです。これはルールを正しく理解し、リスクリワードを把握した上で、条件が揃ったものにのみ資金を投じるというルールを徹底しているからであると考えます。

まとめ

正直、ギャンブルか投資かという議論や線引きにはあまり意味が無いと考えますが、どのようなものでも一律に「ギャンブル」だ、と決めつける人は大抵、正しくルールや仕組みを理解できていない人が多いと思っています。個人的にはジャンケンのように本当に勝率50%の運のみで行う勝負事(勝つ人と負ける人が必ず発生)はギャンブルだと考えますが、大半は何かしら運の要素を取り除く仕組みがあります。株式市場は特にこれが多くそもそも勝負事でもないので比べる次元にも無いと思っています。

再見!